クラウドファンディングの特徴

金融のやり方というのは幾つかあるのですが金融とはそもそもお金を融通することということになりますので誰でもできるというわけではありませんので注意しておきましょう。もちろん個人間のちょっとしたやりとりに行政が介入するということはないのですがそれでもなお余りにも大きな金額の場合は問題が出てくるということもあります。一対一であれば良いのですが一対複数人、複数と言ってもさらに不特定多数ということになりますと更に面倒なことになるのが金融というサービスなわけです。
出資法という問題もありますし何かと面倒なことが多いのですがその中でもインターネットを活用して不特定多数の人から金融をしてもらうというようなことがあるのがクラウドファンディングということになります。多くの場合特定の事業とか企画などに出資するというような形になりますのでクラウドファンディングというのはかなり広く資金を集めることができるようになるということになります。さらに、基本的にはクラウドファンディング業者というのがあり、そこがある程度選定した上で募集をかけさせるということになりますので怪しいところはある程度弾かれるという可能性は高いです。しかし、それも確実ではありませんから注意しておきましょう。出資を請ける側としてはどうしても金利などのリターンをそこそこ高めにする必要性がありますし、そのあたりが厳しいことでもあります。ですが、銀行のように稟議が遅いということもありませんし、とにかく早めに資金が欲しいという人、事業者にとってはかなりよい金融サービスとなります。

良いクラウドファンディングの特徴は

クラウドファンディングはとにかく割と不特定多数の人から細かく資金を融通してもらうということができますから小さな商売で変わったことをしたいなどのことがある場合などにとても役に立ったりするということがあるわけです。さすがにそういうリスクが高めになってしまうタイプの事業の場合、金利を高めに設定しなければなかなか人が集まってくれないということもあります。もちろん、特定の分野においてファンがいるようなことであればファンが応援するというような形でクラウドファンディングが成功するということもあったりはします。その場合、面白いのが別にお金に対してリターンとなるのが必ずしもお金でなければならないというわけではないです。つまりは、何かを作ろうとしているのであればその物品を提供するというような形にするということもできますので金銭的なリターンというわけではなく物を作ったりするというパターンにはそのもの自体に価値があることを出資したが認めてくれるのであればそのものを渡せば良いということもあったりします。これもよいタイプのクラウドファンディングであると言えるでしょう。 さて、また、金融というのは自分が出資を受ける側とは限らないわけです。自分が出す側であることも考えますとその方面から良いクラウドファンディングとはどのようなものになるのかということになるのですが、基本は利益を得るために投資をする、出資をするということになるわけですから、リスクが低くリターンが大きいというタイプが良いものであるとは言えるのわけです。一時的な資金が足りないから出資を募っているというようなところですと金利で言うと年利8%前後のところが割とあったりするので現代の日本から見れば相当に高い利率で出資できるということになります。しかし、やはりリスクの管理というのが難しいのがクラウドファンディングでもありますので注意しておきましょう。

クラウドファンディング=金融です

ベンチャー企業とかは中小企業などに関して言えば資金繰りというのがものすごく重要になってくるわけで大抵の場合は銀行融資などを受けることが基本になりますがそれができないからこそクラウドファンディングというような形で金融を受けたいという部分があるのです。しかし、当たり前ですが金融という行為自体は必ず法的に規制されているものになりますので問題なく許可を受けている業者であるのかということを確認した上で利用しなければならないということになります。特定の許可を得なければならないタイプのクラウドファンディングというのがあるわけですから必ずこの点はチェックしておくべきであると言えるでしょう。その都度、許可を取る必要性があるのか、といえばそもそも自分がクラウドファンディングを直接的にやる必要性というのはなく、業者に仲介してもらう、ということができます。そもそも今ではそちらのほうが圧倒的に多いですから、基本的にはそちらの面での法規制、法整備化がかなり進められていることは間違いないです。今後もそのあたりを注視して自分のクラウドファンディングに対するスタンスを決めておくようにするとよいでしょう。

クラウドファンディングにはタイプがある

一言にクラウドファンディングと言ってもタイプがあるのですがその一つとしてあるのが投資型になります。収益の一部が資金提供者に分配されるという形になるタイプのものになります。名前の通り、投資をしているということが出資者としては意識として強くなるということになるわけです。投資型クラウドファンディングは、金融商品取引法にひっかかるものであり、第二種金融商品取引業を行う金融商品取引業者の登録が必要になるということになります。もう一つのクラウドファンディングのタイプとしては、寄付型というのがあります。資金提供者が資金を寄付として提供することになります。何のリターンも発生しないことになります。そんなことをする必要があるのかと思うかもしれませんがその人を応援するというような形で行うことがあったりするので割とクラウドファンディングの中ではウエイトを占めていたりします。購入型というタイプもあります。これは一定の商品を購入してその対価として資金を足すというようなタイプであり購入した製品自体が資金提供者へのリターンという形になります。

株式型のクラウドファンディングとは

クラウドファンディングに関することも色々と法律が規制ができたり改正がされたりということが起きています。元々はアメリカで出来た金融になりますから、実の所、日本はかなり制度が遅れているとも言われている分野でした。法改正によって株式型クラウドファンディングも今では可能になっています。非上場株式の発行によってインターネットを通じることで多くの資金を少額ずつ、集めることができるというようなことになるので割と良かったのですが、第一種金融取引業という登録を受けなければならないということになっていましたのでかなり大変なことでした。しかし、2014年の金融商品取引法の改正によって条件を満たした場合ということではあるのですが株式型のクラウドファンディングがやりやすくなったという部分があります。まず第一の条件として第1種少額電子募集取扱業者という新たな登録制度が新しく作られたので、これに登録する必要が出てきました。これは株式・ファンド持ち分の発行価額の総額が1億円以下であること、そして投資者一人当たりの払込額が50万円以下、ということになっています。非常に参入しやすくなったと言えるでしょう。